UTサウスウェスタンの循環器医が「bendopnea」(「ベンドプニーア」と発音)と名付けたこの症状は、簡単に発見できる症状であり、医師が心不全患者における過剰な水分保持を診断するのに役立つと、米国心臓病学会誌の最新号に発表しました:心臓障害(Journal of American College of Cardiology: Heart Failure)。
「患者さんの中には、体型が崩れていたり太っていたりするから息切れするのだと思っている人もいましたが、私たちはもっと何かあるのではないかと考えていました。 そこで、この症状をさらに調査するために、この研究を開発しました」と、循環器内科の助教授であるJennifer Thibodeau博士は述べています。
Thibodeau博士は、屈曲呼吸は心不全の危険因子ではなく、心不全患者がより病んできており、薬や治療の調整が必要かもしれないという症状の1つだと警告しています。 また、心不全を患う570万人のアメリカ人のうち、約10%が進行した心不全であることが、アメリカ心臓協会により報告されています。
UTサウスウェスタンの医師は、右心カテーテル検査のために心臓カテーテル検査室に紹介された102人の患者を登録し、被験者のほぼ3分の1が屈曲呼吸を有することを見いだしました。 そして、65人の患者を椅子に2分間座らせ、その後1分間前屈させた状態で、これらの測定を繰り返しました。
「私たちは、屈曲呼吸の患者は体内に過剰な水分を抱えており、圧力上昇を引き起こしていること、そして前屈するとこれらの圧力がさらに高まることを発見しました」と、この研究の第一著者のThibodeau博士は述べています。