White Mt. Research Center(WMRC)の標高では、高地肺水腫(HAPE)や高地脳浮腫(HACE)は確かに起こり得ますが、極めて稀なケースと言えます。 実際、過去10年間の経験では、オープンハウスの日だけで200-400人など、何千人もの訪問者があったにもかかわらず、WMRCでHAPEやHACEが記録されたことは一度もありません。 WMRCはインヨー国有林の中にあり、毎年数千人の訪問者があり、その中には私たちがオープンハウスを行うWMRCペースラボやバークロフト施設(標高3800m)より数百m高いホワイトマウントの山頂まで登る人もいます。 また、パイクスピーク(コロラド州)のさらに高い標高まで、特別な条件なしに自由に車で行くことができることにもご注目ください。
WMRCの標高で非常に多いのは急性高山病(AMS)です。 AMSによる頭痛はHACEの不顕性症例ではないかという推測がありますが、まだ証明されていません。 いずれにせよ、AMSは(残念ながら)よくあることですが、HACEの症例は観察されていないことを繰り返します。 AMSは鎮痛剤と低高度への降下で治療します。
万一HACEやHAPEが発生し、すぐに認識できた場合は、直ちに降下して治療を行い、状態は一般に回復します。 幸いなことに、WMRCから低高度の病院まで、車で2、3時間以内に戻ることができます。 BishopとMammoth Lakesの病院は高山病の扱いに慣れており、シエラネバダの何千人ものバックパッカーやクライマーから毎年一握りの患者を治療しています。
高地への旅行にはリスクがあり、ホワイト・マウントの山頂へのハイキングは、海面での5マイルのハイキングほど簡単ではないことを認識する必要があります。 どんな山へも旅行する個人は、自分の健康と幸福に責任を持つ必要があります。 WMRCの高所への移動は、スキー場やハイキング、登山と同じような高所への移動であり、WMRCの方が簡単だと思い込んで来ないでください。 WMRCの大きな違いは、車ですぐに行けることですが、快適なシェルターがあることも期待できます。 真夏でも天候が荒れることがありますので、たとえオーエンスバレーが華氏100度であっても、天候に関しては万全の準備をしてください。
高山病に関する詳しい情報は、次のウェブサイトを参照してください。
www.ismmed.org