Should all diabetic patients receive an ACE inhibitor? Results from recent trials

糖尿病は早期の心血管疾患と腎臓疾患の両方に関連している。 微量アルブミン尿の存在はそれ自体が心血管疾患発症の独立した危険因子である。 アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤は,1型糖尿病患者において,確立した腎疾患の進行を遅らせることが最初に示された。 その後の試験で、2型糖尿病患者やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)使用時にも同様の効果があることが示された。 左室機能障害はないが心血管系疾患が確立している患者において、ACE阻害薬による心血管系イベントの予防効果は、HOPEとEUROPAという2つの大規模無作為化試験で確立された。 これらの試験で得られた効果は、糖尿病患者のサブグループにおいても維持されており、血圧の低下とは無関係であると思われる。 LIFE試験でも、高血圧と左室肥大を有する糖尿病患者というハイリスク集団において、ARBが心血管イベントを抑制する効果があることが証明された。 したがって、理想的には、腎疾患または心血管疾患を有するすべての糖尿病患者は、ACE阻害剤またはARBで治療されるべきである。

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