早発性心室拍動を呈した22歳女性アスリート

症例

22歳女性競技テニスプレーヤーが心血管スクリーニングのために紹介された。 心血管系の観点からは無症状であり、週3回、約5~6時間のトレーニングを行っていた。

心臓突然死の家族歴がある(父親は35歳で急死)。 臨床検査では、心拍数は40bpmの規則正しい動きで、血圧は110/60mmHgであった。 聴診では心音は2音で、雑音を伴わない。

心電図検査。

  • 12誘導心電図を図1に示す
  • 心エコー検査を行った(動画1 & 2)
  • 運動負荷試験で、運動ピーク時に1回の早期心室収縮(PVC)、回復初期に2種類の形態(RBBB.PB)を持つ3回のPVCが認められた。 Wide QRS+上軸およびLBBB+下軸)、図2
  • 24-hour Holter ECGで孤立性心室性期外収縮を認めた(54/24時間、トレッドミル試験で見られたPVCと同じ形態)

図1.心室性期外収縮を認めた。 安静時心電図

動画1. 心エコー図、傍胸骨長軸像

動画2. 心エコー図、肋骨下面図

図2.心エコー図、肋骨下面図

図2. 運動負荷試験中の心電図

早発性心室複合体(RBBB、wide QRS+上軸)を示す:

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